舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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起こるべくして起こるもの、そして起こるべきもの
 劇団Radishは、メンバーの入れ替わりが激しい団体です。
 どれほど激しいかと言えば、現在のキャストに、2007年のメンバーが一人もいないくらいです。

 2年経ったら、全ての人がいなくなる。
 大学時代が4年間しかないことを考えても、短すぎる平均活動期間です。
 そうしてRadishを「通り過ぎていった」だけの人とも、Radisherとしての関係は生まれてくるのですが、今回はそれとは別の話。

 春公演のメンバーには、他大での経験者が何人もいます。
 そして、練習の方法論が、まったく変わってきています。

 およそ「基礎」と呼ばれる部分は、練習開始後30分で終わり、あとは脚本の内容について、各々が与えられた役の練習を行う。演出の指揮の下、各場面の練習をする。
 これが、「例年」として培われてきた、Radishのスタイル。

 現在は、「基礎練」と呼ばれる体力トレーニング・発声練習・ミニゲームなどに、かなりの練習時間が割かれているようです。
 私は、これが面白くない。
 自分で気付いている原因は、2つ……いや、3つでしょうか。

 私が読書と経験で築いてきた、Radishでの練習方法が、今、より「正しい」ことが確実な方法論にとって変わられています。
 私は、あまり外向的な方ではありません。Radishの外に目を向けてワークショップに参加したり、先達の練習方法を学んだり、そういった機会を設けることはありませんでした。
 演出として団体を引っ張るときでさえ、「自分の作り出した」方法で練習をしてきました。
 そして、Radishではそれがまかり通っていた。

 今は違います。メンバーはそもそも「外」から来た人が多いですし、「外」を知らなかったメンバーも、積極的にそちらを向いています。
「外」には、経験・才能・努力どこをとっても、私では勝負にならない相手ばかりです。
 そういう人たちが積み重ね、効果があると証明してきた練習法が、今の形なのでしょう。

「面白くない」理由が三つ、と書きましたが、要するにこれは、どれをとっても嫉妬なんだな。
 一つ目は、「ああそうかい、そりゃあその練習方法は正しくて、俺のは間違っているのでしょうよ」という拗ねた思い。
 二つ目は、自分はとっくに役者としての成長をしなくなっているのに、今のメンバーは自分より「正しい」方法で練習している、自分は一瞬のうちに「実力の伴わない、偉そうにしているだけのOB」に成り下がってしまうのだろうな、という寂しい思い。
 三つ目は、自分が在籍している間に、そんな変化は起きなかった、起こす人材はいなかった、という、悔しい思い。自分がいるときに、そんな変化を起こしてくれる人材が入団していたら……まぁ、着いていったかわかりませんけど。

 こんなことを考えていると、自分はRadishにおいて、「死なず、消え去るのみ」の老兵になってしまったのだな、と痛感してしまいます。

 ……おじいちゃんはとりあえず、JOJOのなんたるかも知らずに「ジョジョ立ち!!」とかやってる若造どもに、隠者の紫を食らわせに行かなくちゃいけませんかね。
(ギンペイ)
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