舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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起承転結のなんたるか日
『起承転結』、皆さん知ってますね?
『面白い物語構成』の基礎としてよく使われる言葉です。
 ルーツを辿れば、唐代の漢詩の一スタイル。5文字×4行(五言絶句)または、7文字×4行(七言絶句)の漢詩で、それぞれの行が与えられた役割が『起・承・転・結』でした。(だったよね?)

 何に役立つかと言えば、『話』に変化を付け、深みや広がりや奥行きを演出することでしょう。
「面白いお話」は、大抵、起承転結に分けて考えることができます。
「始めて、続けて、終わる」ではなくて、「始めて、続けて、変化を加えて、畳む」というスタイルを取ることは、作者の技巧やネタの鮮度を表現することにつながりますから。
 漢詩が身近でない現在、起承転結を最も気軽に味わいたければ、コンビニに行って四コマ漫画雑誌を読みましょう。私でさえ覚えきれないくらい、たくさんの雑誌が発行されています。
(まんがタイム・まんがタイムジャンボ・まんがタイムきゃらっと・まんがタイムきらら・まんがライフ・まんがライフMOMO・まんがオリジナル・まんがタウン、あたりが、ぱっと思いつく雑誌名でしょうか。連載作品は、どれがどの雑誌やら……。山東ゆか、むんこ、小坂俊史あたりの作品は、どれも面白い。)

 もちろん、四コマまんが以外の物語の多くも、起承転結によって語ることができます。
 週刊連載マンガなら、『一話あたりの起承転結』『エピソードあたりの起承転結』『作品全体の起承転結』のそれぞれが成り立っていると、最高に「まとまった」作品と言えるでしょう。
(面白いかは、また別問題。)
 綺麗な四部構成になるとは限りませんが、ある程度の長さがあってちゃんと『展開』している話なら、四部構成以上には大抵分けられるものです。

エピソード単位の構成(良い例:あしたのためにタイプ)
(起)ボクサーAとボクサーBは宿命のライバル、ついに試合開始だ!
(承)なんと、A,Bどちらもノーガード戦法! 勝負は我慢比べに!
(転)しびれを切らせたAの拳がうなる。しかしBのクロスカウンターの前に、Aはマットに沈むのだった。
(結)Bが勝った。健闘をたたえ合うAとB。しかしBが倒れた。Bが……死んだ……。


 分かれればいいってものでもないよね。

エピソード単位の構成(好きでない例:死神または龍玉集めタイプ)
(起)主人公Aと悪玉Bの宿命の戦いが、今始まる!
(承)追い詰められるA! Bの剣が振り上げられる! A、危ない!
(転)B「なに! なぜ貴様生きている!!」 A「これが……俺の本当の力だ!」 B「なん……だと……!?」
(転)B「ついに私も本気を出すときが来たようだな。」 A「なん……だと……!?」
(転)A「これが本気だって言うんじゃないだろうな? まだ俺は実力の半分も出してないぜ」 B「なん……だと……!?」
(転)B「この技だけは使いたくなかったが、仕方あるまい。」 A「なん……だと……!?」

以下エンドレス


 あの後出し合戦には納得いかねぇ!

 と、長々と書いて何を言いたかったのかというと、前回の記事はコメントを以て完成したという事実を絶賛したかったのです。

 いつもの筆者自爆ネタ記事に対して、一つのコメントがつきました。

ギ「女の子、一緒に花火に来ないか!?」
り「誰か来るといいですね。私はバイトですけど。」

 ここまでならば、彼女のコメントは、筆者に差し伸べられた救いの手なのか、それとも傷口に塩を塗り込む攻撃なのか、結論は出なかったことでしょう。
 しかし、そこに『ツッコミ』という一手が加わることで、ネタは完成を見ました。

(起・承) ギ「~~~というわけで、女の子、一緒に花火に来ないか!?」
(転)    り「誰か来るといいですね。私はバイトですけど。」
(結)    下「ひでぇ……。」

 結語によって話が畳まれた、素晴らしい例だと思います。
(とりあえずこういう記事を『まとまりのない構成』と呼びますね。:ギンペイ)
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