舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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『死んで詫びろ』を観てきたよ
 今回は他劇団さんの作品についていくらかの感想を書いています。毎度のことですが、文責はギンペイ個人の物であり、劇団Radish全体に属するものではありません。「あなたの文章に感動した」とか「こんな文章を書くとは無礼な奴だ」とか、そんなメッセージは、ギンペイまでお寄せ下さい。(鉄拳制裁・投石・不幸の手紙等による抗議は、どうかご勘弁下さい。)

 というわけで、シアターマーキュリーさんの最新作『死んで詫びろ』の最終公演を観て参りました。
 この作品は、とにかくビラの宣伝美術に『ズキュウウウン』とやられました。(マーキュリーさんのHPトップ参照。)
 ご覧の通り、リンゴに釘が刺さっています。ただ「リンゴに釘が刺さっている」だけなら、ここまで驚きはしなかったでしょう。ただ、リンゴの切り口に、赤と銀の中で、切り口によって生まれた白に、どういうわけかショックを感じたんですよ。「なんでそこで、切り口を入れるのを考えつくかなぁ」と。大学で学生演劇を普段観ていない人に、この作品を勧めるときには、本当に宣伝美術を全面に出していました。(中身を観たのは今日ですしね。)

 さて、内容。冒頭の解説によれば、このお話は平たくいえば、「ある男が死刑になるお話」だそうです。でも、割合、死刑という運命に直面した人間の感情の動きは、よくわからなかったなぁ。劇中で死刑判決を受けた男、通称「虎」よりも、作者本人が出てきて解説していたモデル、永山則夫(実在の、そして有名な死刑囚)の方が前面にでてきているように感じました。そしてモデルとキャラクターの人格は明らかに別物として書かれており、「虎」のひととなりが今ひとつ分からない。ストーリーは、私の中でやや消化不良でした。

 なんて文句を付けてきましたが、今回の脚本も、あれだ、「こんなの量産できる人は絶対頭がおかしいよ(褒め言葉)」という出来でした。めまぐるしく立場を変える役者、独特の空気感、肩に力の入っていないリアルな台詞回し。こういう立体的な芝居を書く人って、頭の中がどうなってるんだろう……。『創作者』とは、恐ろしい人種です。

 役者の人達も、やっぱり、巧い。
 なんなんだあの脱力感は! こちとら小空間では、声を張り上げて張り上げて、それでも「もっと声を出して!」と言われながらやっていたのに。
 マーの方々、声は通っている癖に、ぜんぜん力みがありません。これが大手の恐ろしさか……。

 ところで。
 駒場小空間で観劇をするときに、前説でされるお決まりの注意があります。
 一つ、「携帯電話は電源からお切り下さい
 一つ、「飲食はご遠慮下さい
 一つ、「喫煙はご遠慮下さい

 冒頭、ファーストフード店のシーンで、飲食物がもろに登場してました。以降コップ一杯の水等が、しょっちゅう登場します。演技中にあれをぶちまけたら、さぞ大変だろうなぁ、と心配してました。
 途中、携帯電話で連絡を取り合うシーンがあり、当該シーンではちゃんと着信を示すランプが点灯していました。普段使っている携帯だろうに、劇の最中に着信するといった不具合は起きないのか気になりました。
 もっとも気になったのが、喫煙のシーンです。
 駒場キャンパスが全面禁煙であるのはこの際無視するとして、タバコを舞台面でもみ消すというのには、かなりびっくりしました。あの舞台面は一体何で出来ていたのか。その後私の目は、タバコがこすりつけられたあたりに釘付けでした。

 小空間を使わせてもらう団体の一員として、小空間使用者側のルールを勉強し直すことを心に決めた、ギンペイでした。(ギンペイ)
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コメント
この記事へのコメント
ル~ル
演出として行う行為の場合、
あらゆる(と言っちゃ言いすぎかな)
ルールは適用されません。

ドアをボカスカやってたうちらも、
普段なら相当やばいんですよぉ。

ちなみに、最終日マチネなら、
私も制作さんやってました。おしい。

関係ないですが、HPの方では、
前代未聞、本番映像を公開してます。
今後もいろいろ更新してゆく予定なので、
どうぞお越しください。HP管理人でした。
2005/12/19 (月) 14:28:40 | URL | なむ(舞監・制作) #NYOp8AMs[ 編集]
そうなんだ
 結構どえらいルールですね。管理者の度量がわかるというものです。
 HPの更新、頑張ってくださいね。特にリピーター特典のやつ。
2005/12/21 (水) 22:56:20 | URL | ギンペイ #-[ 編集]
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