舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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千葉県妻沼田市の現状と今後
 マンガの、真面目な演出手法考察。
 格闘技に興味が無いには、破滅的につまらないかも……。

 この前話題に出した、上山道郎『ツマヌダ格闘街(ファイトタウン)』を読みました。うん。なかなかいい。あの人はコロコロコミックの時代から、中国拳法を題材にした作品を書いていたりしましたが、自分が武道をかじった経験のある今では、当時より見えてくるものがあって面白いです。

 千葉県ツマヌダ市。ここは町おこしのため、合法のストリートファイトが頻繁に行われている格闘街。格闘家が名を挙げるべく集まるこの町に、イラストレーターの卵、ヤエガシくんが迷い込んだ。おばあさんに乱暴を働いたストリートファイターを懲らしめるため、ヤエガシくんはストリートファイトのリングに上がる。指導してくれるのは、通りすがりで武術の達人のメイド、ドラエさんだ!

 山ほど突っ込みどころはある話ですが、いや、面白い。
 荒唐無稽ながら、しっかり作り込まれている設定が好みです。

 ストリートファイトを扱った作品としては森恒二 作『ホーリーランド』が有名ですが、この作品が『ホーリー~~』と大きく違うのは、ストリートファイトに明確な『ルール』が導入されているところです。
 オープンフィンガーグローブ(指出しグローブ)装着必須とか、試合3回まではヘッドギア装着とか、噛みつき・目つぶし・金的攻撃は反則とか、格闘技好きなら一発で分かるルールが、1ページで簡潔に説明されています。

 冒頭、素手で喧嘩している二人組に駆け寄る警官。喧嘩を止めるのかと思えば、彼はおもむろに制服を脱ぎ、蝶ネクタイを身につける。そしてどこからともなく駆け寄るスタッフ陣。
警官曰く「困るよ。ルールってものを守ってもらわないと。……ファイト(試合開始)!!

 闘(や)らせるんかい!!
 この面白さは文字では伝えられないでしょうが、初めてこのシーンを見て、私は吹き出しました。

 ただ、作中の「ツッコミどころ」以外に一点だけ、気になる点があります。
 文中で「!」が多用されているんですよね。
 格闘技ウンチクに関して使っている部分は、『ホーリー~』の影響を感じはしますが、文句はありません。ただ、技(技術)名に「!」をつけまくるのは、頂けません。

「!」という記号は一般に、言葉の盛り上がりと、その後の断絶・空白を表現するために使われます。西洋武術やスポーツ格闘技の表現に利用するのは良いのですが、技の緩急を徹底的に排除しようとする(特に伝統タイプの)東洋武術には相性が悪いと思うんですよ。

 テコンドーの技を「ネリョ・チャギ!」と表現するのは気になりません。あれは緩急を見せる武道ですから。ただ、力を抜き、自重を使って前に出る、「見えない」歩き方を表現するのに「『浮船!!』」は無いでしょう、と。太極拳の所作に「!!」を付けるのも、どうにも納得できません。

 基本的には、作者の美麗な絵と武道マメ知識だけでも、非常に楽しい作品です。
(なんか最近真面目でごめんなさい。:ギンペイ)

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コメント
この記事へのコメント
これって・・・
真面目な記事ですか?
2007/11/30 (金) 00:19:00 | URL | 下田 #-[ 編集]
 終盤の演出手法云々とかが、ちょっと固いかなぁと。
「真面目に見えない、柔らかい記事」に見えたのならいいけど、「真面目にも見えない、ただただツマラナイ記事」に見えたんなら、最悪だ……。
2007/11/30 (金) 01:21:50 | URL | ギンペイ #-[ 編集]
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2007/12/11 (火) 08:52:48 | URL | みんな の プロフィール #-[ 編集]
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