舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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「広いメディア」としての演劇考
※1 今回も、真面目な記事です。
※2 今回の内容は、自分でもまだ分析中です。ご意見があったら、どうぞコメント欄に。


 前回の記事、自分では真面目に書きましたが、あんなに真面目なコメントが付くとは思ってませんでした。ありがとう、みどりさん。あれでは脚本というメディア(及び、それに拠って作られる演劇)をこき下ろしているだけに見えたかもしれませんから、今回は演劇を弁護する記事を書いてみましょうか。

 演劇には、お客さんの拘束という大きな欠点があるのは、昨日書いた通りです。その点を訂正する気は、さらさらありません。
 ただ、前回挙げた「歌」「ダブルダッチ」といったパフォーマンスより優れた点があるとも信じています。

 それが、お客さんに受け入れてもらえる「間口の広さ」ではないかと。(以下、一般的な議論にするためと、語感を軽くするために、「ダブルダッチ」は「ダンス」に置き換えて論じてみます。)

 私は、芸術作品としての音楽・ダンス等のパフォーマンスは、ある程度の「慣れ」が出来てくるまで、深くは楽しめないものだと思っています。こんなのは私だけかもしれませんから、反論は受け付けます。
 ただ、私はある程度ダンスを(テレビでですが)見慣れるまで、その「芸術性」を評価する気にはなれませんでした。ひたすらダンサーの身体能力にのみ注目し、アクロバティックな技ばかりを評価していました。でも、そんな見方では、すぐに飽きますね。
 弟が見ていたダンス番組の影響で、今は自分なりに「面白さ」「美しさ」を基準とした評価が始まりつつあります。それでも、ダンスが「分かる」人にとって「正しい」評価をしているかは、甚だ疑問ですが。

 音楽も然り。
 特に歌詞のない、(映画音楽である等の)背景も無い音楽だと、私は数分で飽きます。恥ずかしながら。クラシックのコンサートに行っても、一曲の第一楽章から第四楽章までを集中して聞くことは出来ない気がします。それが一流の奏者によるものだとしても。
 もうちょっと耳が肥えないと、大金を出してクラシックを聴きに行っても、宝の持ち腐れだろうと思います。

 その点、演劇は違います。
 客席に座った以上、面白い演劇であれば、常に集中していられます。舞台上の表現は何を表していたのか、この後の流れはどうなるのか、観劇中の頭はフル稼働です。

 何故か。

 今のところは、演劇で繰り広げられるのが、「物語そのもの」だからではないかと考えています。こう思う私はストーリー偏重主義者。ストーリーライン重視の結果、脚本ノイローゼにも陥ります。

 そして、私が音楽に感動できるのも、多くが「物語」を感じたときです。ここんとこ、前回の記事にコメントをくれたみどりさんとは、違うのではないかと思います。音楽単体で存在するクラシックには、私はなかなか感動できない。映像作品とセットになってイメージできるサントラ系の曲や、歌詞が強い物語性を持っている曲に惹かれるのです。

 音楽から物語を感じるには、その曲に触れておく必要があります。

 しかし、演劇は、それそのものが物語です。
 物語を感じるのに、技巧も勉強も要りません。
 これが、演劇の「とっつきやすさ」を生んでいるのだと考えています。
 お客さんを拘束をする分、誰にでも楽しんでもらえるだけの情報量を持っている、これが演劇という表現形式なのではないでしょうか。
(すいません、まとまっていませんがここまでです。:ギンペイ)


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コメント
この記事へのコメント
千○さんじゃないけど
あれ?
ここってこんな真面目なブログでしたっけ?
2007/11/26 (月) 17:39:31 | URL | 主宰 #-[ 編集]
両者の相違
ちょっと語弊があった。音楽と「物語」の関係性について、私とみどりさんが違うのは、メロディーライン単体(歌詞や背景情報を持たない)としての「音楽」が可か不可か、っていう点らしい。
みどりさんは、曲そのものから物語を読み取れると言う。その物語が、本来沿わせるべきストーリー(元ネタ)と大きく乖離している場合もありえる、と。
私の場合、その点は違う。
耳に入った音楽単体から、物語を組めないんだよね。「歌詞」という文字情報や、「元ネタ」があって初めて、曲に強い感情移入ができる。

練習公演で、にわか音響担当として、選曲をしたこともあるけど、そのときは「物語性」にはこだわらなかった。私の選曲基準になるのは、音楽と物語(演劇)との「親和性」とでもいうべき、「物語性」よりも消極的な性質のものだと思うんだよね。
私には、曲から物語を読み取る事は出来ない。候補とした曲を、BGMの欲しいシーンに沿わせてみて、曲がシーンと喧嘩しないなら、採用。練習を重ねていく内に、その曲はメンバーの中で「シーンを表す曲」になっていく。そんな感じ。

>下田君
 たまには真面目な記事でも書いて、ただのオタクではないことをアピールしとかなくちゃいけない。そういう判断。
「さぶかる」ネタと「真面目な」ネタしか思いつかなかった一昨日の、究極の選択だよ。
2007/11/27 (火) 12:34:59 | URL | ギンペイ #-[ 編集]
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