舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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改めて『ふや嬢』
 このブログ記事の文責は、全面的に筆者に帰属します。記事は筆者個人の見解や意見を記すものであり、サークルとしての公式な見解等ではありません。

 また、今回の記事は、劇工舎プリズムさんの作品『ふや嬢』を観ている方向けの記事であること、プリズムさんの要求があれば削除する用意もあることをお断りしておきます。
 あと、Radishメンバーからの風当たりがあんまり強い場合、こちらの記事は削除するかもしれません。


 さて、『ふや嬢』拝見してから2日立ちましたが、どのくらい克明に覚えてるんだろう私。
 つれづれなるままに、感想を。

 最初に感じたのは、非常にプリズムさんらしい作品だなぁ、ということと、「それにしても、演技が大きすぎないか?」ということでした。私は自称「ナチュラル志向」ですから、自分が演出するとしたら、あれほど大きな動きは注文しなかったのではないかと思います。
 しかし、ちょっとしたら気付きました。

 この作品、作品全体が、いわゆる「劇中劇」なんだ。
 だから、全員が「演技をする演技」をしているんだ。

 気付くのに時間がかかったのが、少し悔しかったです。そしてその「わざとらしさ」も、立派にコメディ要素になっていて。
 劇中劇を描くバランスは見事で、「描き直し」シーンの「かくかくしかじか」具合は惚れ惚れしました。どれだけ物陰が好きなんですか皆さん。
 ところが、要所要所で演技臭さが外れて、自然なリズムになるんですよね。魔女2人が作者さんを襲撃するシーンとか。あれも良かった。

 アリスの「データベース」のシーンは、2004年の『ロンリー・ローカロリー・ロックンロール』を彷彿とさせましたね。アリスの、あのダントツでわっざとらしいキャラ付けも、好きでした。
 また、彼女は魅力的キャラ造形に関する型を、私より遙かに多く持っている様子。是非ご教授頂きたいところです。

 そして、非常に印象深かったのが、「作家の妻」の佐藤さん。
 パネルの向こうで台詞を言っているのに、なんですか? あのプレッシャーは。
 大きな声と綺麗な声は、やっぱり役者の財産だなと思いました。

 コメディとして一番笑ったのは、
 すいません、メインキャストのギャグじゃありませんでした。
 謎のチェシャ猫登場シーン。
 扉の向こうからふや子嬢が登場すると客に思わせておいて、現れるのは、「あの」顔をしたチェシャ猫さん。
 台詞は一言「ニャゥオ~」。
 駒場演劇のギャグで、笑いすぎて涙が出たのは初めてでした。
 見事なミスディレクション。拍手です。

 最後に。
 前回の記事で、『元ネタは10作以上』と書きましたが、私が気付いた元ネタをリストアップしてみます。果たして網羅できているでしょうか。

・スターウォーズ(「フォースの力」とか「暗黒面」とか)
・姫ちゃんのリボン(「ふやちゃんのリボン」)
・おジャ魔女どれみ(タイトルが劇中にでてましたよね?)
・ふたりはプリキュア(「プリキュアパンチ!」とか)
・ちょびっつ(「女の子の形した最終兵器とかパソコンとか」)
・最終兵器彼女(「女の子の形した最終兵器とかパソコンとか」)
・美少女戦士セーラームーン(「ルナ! アルテミス!」)
・天空の城ラピュタ(「バルス」その他もろもろ)
・ドラゴンボール(最後の方に、ちょこっとだけ。)
・デスノート(同じく。)
・ちびくろさんぼ(回って回ってバターになる)
・不思議の国のアリス(懐中時計にバターを塗って、とか、エンドレスのグルグルレースとか)

 私が引っ張ってくるネタとは、全然方向性が違いますね。
 もしかしたら、「爆弾型の女の子」のくだりは、鉄腕アトムの『地球最後の日』が元ネタかなとも思いましたが、これは勘ぐりすぎでしょう、きっと。

 とにかく、密度の濃い、ストーリーもかなりいける、良いコメディでした。お疲れさまでした。
(ギンペイ)

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