舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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ふやふや……
このブログ記事の文責は、全面的に筆者に帰属します。記事は筆者個人の見解や意見を記すものであり、サークルとしての公式な見解等ではありません。

「公演をする際、作品の出来は、観客の数とあまり関係がない」という風なことを書いたことがあります。作品に関する評判が伝わっていく頃には、公演が終わってしまうからです。
 ですから、沢山のお客さんに入ってもらうためには、サークル自体の知名度や評判が、とても重要になってきます。

 知名度や評判は、一朝一夕には稼げません。
 しかし毎回、公演の時には、確実に観客動員数に影響する「あるもの」が準備されています。

 それが、チラシや立て看板などの広報ツール、そして、タイトルです。

 私が駒場演劇界で見てきた中で最強のチラシは、シアターマーキュリーさんの『死んで/詫びろ』のものでした。もうHPに写真は置かれていないようですけど。
 さながらワンホールのケーキから一切れのケーキを切り取ったように、すっぱりと抉られている林檎。切り口に表面に、所構わず突き刺されている釘。白地に無造作に散らされた原色の飾り。
 非常にショッキングで、キャッチーなチラシでした。

 そしてタイトル、私の目に留まった中で最良のものは、これまで劇工舎プリズムさんの2004年夏公演『おじいさんが死にかけだ』でした。中身は観てないんですけどね。この作品。

 しかし、ここに来て、『おじいさん~』を越える、強力なタイトルを持った作品が現れました。
 劇工舎プリズムさんの最新作『ふや嬢』です。

 折り込みチラシを見かけたとき、ショックを受けました。
「ふや」ですよ? 「ふ」と「や」ですよ? 響きも字面も最高にほんわかした二文字を並べてきて、しかも気付けば『不夜城』とかかってるんですよ? 『不夜城』だとあんなに緊迫感のあるタイトルなのに、なんでひらがなにした瞬間、こうなるの?

 ピンク色のごろ寝チラシも、非常にタイトルとマッチしていて、「これは、観ないわけにはいかない」と思わせるに充分な出来でした。
 土日は用があって観られませんから、今日、なんとか観てきました。

 結論。
 良いです!
 あれは良い!


 ネタバレ公開ラインが分からないので突っ込んだことは言えませんが、非常にプリズムさんらしい、密度の濃いコメディに仕上がっています。
 脚本の伊藤さんの趣味でしょうか、童話から映画まで、いろんな作品の台詞が散りばめられていました。私が数えられた範囲で、元ネタは実に10作以上。
 それでも比較的観客に通じそうな、メジャーっぽいところから取ってくるのは、バランス感覚が良いということかな、と感じました。

 プリズムさんの良質なコメディーは、「ラブコメのコメはお米のコメ!」などと言ってコメディーに苦手意識を持っている私には、まぶしい限りでした。

 ネタバレつき感想は、公演が終わってから。
 とにかくオススメできる作品です。週末は小空間にどうぞ。
(やっぱり猫が好き。:ギンペイ)

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