舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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手の内をあかす(9:本番を知ろう/木曜日後編)
 ちゃっちゃと更新、行きましょう。
 今回は、開場以降の紹介です。

 開演30分前、18時30分:『開場(客入れ)』
 舞台袖で役者が待機することしばし。待機開始から、役者は沈黙を守ります。
 そして開演30分前、ついに、お客さんを劇場に招き入れます。

 この時、舞監による「コール」があります。

舞監「それじゃ、コールします。」
「音響さん、準備よろしいですか!?」

「はい!」

「照明さん、準備よろしいですか!?」
「はい!」

「制作さん、準備よろしいですか!?」
「はい!」

「演出さん、準備よろしいですか!?」
「はい!」

「キャストさん、準備よろしいですか!?」
「はい!」

「それでは、劇団Radish第7回公演『AMMP[aemp]』一日目ソワレ、開場します! よろしくお願いします!」
「よろしくお願いします!」

 こんな熱いコールが劇場内で行われているとはいざ知らず、開場前から会場前で待っていて下さったお客さんが、劇場に誘導されてきます。
 キャストたちには、自分が舞台上に出て、客席を見回すまで、実際の客入りは分かりません。客席から聞こえる声や足音を聞いて、どれだけの客入りなのかを想像するのです。

 開演15分前・5分前『前説』
 お客様へのマナー説明です。飲食禁止とか、携帯の電源は切って下さいねとか。
 いくつかのパターンがあり、
 ・役者がやる
 ・制作さんがやる
 ・キャラクターとしてやる
 ・事務的にやる
 これらの要素を組み合わせます。
 我々の場合、前回の公演では、『役者が、(劇中とは違う)キャラクターとしてやる』パターンといったところです。劇中登場企業の社内アナウンスという形式でしたから。

 開演30秒前、19時:『ラス曲』
 開場から開演までの間は、常に「客入れ曲」と呼ばれるBGMがかけられています。30分という長時間ですから、当然何曲も何曲も使う訳ですが、その中に、「ラス曲」という、開演とセットになった曲があります。
 原則、開場の後は制作さん(お客さんへの対応担当)と舞台裏では、コンタクトがとれません。制作さんが、「開演してよい」と判断したら、音響に「ラス曲を流すように」という指示が行き、それがそのまま、役者に対する「もう開演するぞ」という合図になります。
 一般的な段取りは、
 ラス曲を流す → 劇場内の明かりが落ちる → ラス曲落ちる → 明かりがつくと、公演開始
 です。

 開演時刻、19時:『開演』
 明かりがつき、演技が始まります。こうなると、どこにも逃げ場はありません。否応無しに舞台は回りますから、それを無事に、面白く回すことに全力を注ぎます。
 何が起きているかは、大体観ての通り。ただし舞台裏では、無言の励まし合いが行われています。
 ギャグがお客さんにウケたり、練習でよく間違えるシーンが上手く行ったりすると、舞台裏では皆がガッツポーズしています。

 開演100分後:『カーテンコール』
 私たちの本公演は、大体一作品100分前後です。
 演じ終わると、役者全員が舞台上に、お客様の拍手を乞いに行きます。
 一般的には無言で役者が去るのが普通のようですが、Radishでは、代表者お客様に挨拶するのが慣例になっています。去年は私が、楽しくやらせてもらいました。

 『客出し』
 カーテンコールからハケると、役者は舞台裏から、劇場の出入り口に走ります!
 そして、出てくるお客さんをお見送りします。
 アンケート、カンパの回収もこの時です。
 アンケートに回答してくれるお客様が多いときは、なかなか最初のお客様が出てきません。早く感想を聞きたくてうずうずしているメンバーとして、それはじれったいものです。反面、それだけ多くのものをお客様が感じてくれたということで、とても嬉しいものでもありました。

 出て行くお客さんの中には、友人もいれば身内もいて、そしてサークルのOB、OGもよくいます。見ず知らずのお客さんの中にも、面白かったと声をかけて下さる方がいます。非常に嬉しいものです。
 昨年は、知り合いでもないのに「リピーター」として来て下さったお客様がいらっしゃいました。一年前の公演が面白かったから来た、今年も面白かった、と。
 役者冥利に尽きる話です。

 終演20分後:『完パケ乾杯』
 全てのお客様が劇場から出て来て、劇場が空になることを、『完パケ』と呼びます。
 客出し開始後しばらくは、主に知り合いのお客さんとメンバーが歓談することになるのですが、完パケから少ししたら、メンバーは劇場内に引っ込みます。

 そこで行われるのは、制作さんによる
・入場者数の発表
・アンケート回収率、回収枚数の発表
・カンパ金額の発表
・(去年に限り)配布した記念品の数の発表
 などです。一つ一つのデータが出るごとに、拍手。

 そして、缶チューハイや缶ビールで、ささやかな打ち上げ、『完パケ乾杯』が行われるのです。
 まだ公演は始まったばかり。メイクを落とし、普段着に着替えた役者は、やはり早々と追い返されるのでした。
(ちなみに私は、その後に就職向けのESを書きに、就活予備校に向かってたりしたのでした。:ギンペイ)

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