舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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『タイタニック』鑑賞
 NHKで放送された『タイタニック』を観ました。
 本筋とは外れたところで、微妙にネタバラシをしています。ご注意下さい。
 言わずと知れた傑作映画ですね。あらすじを一行で説明するならば、
「身分違いの男女が、豪華客船で出会った途端、氷山に当たって船が沈む話」
 といったところでしょうか。
 当然、作品のテーマは、
「お前らいちゃいちゃしてるんじゃねぇよ二人の関係など大自然の前に切り裂かれてしまえ」

 さて、冗談はさておき。
 今更私如きが言うのもなんですが、
 面白かった。

 私は、「真実の愛」がどうのとか言われても「うるさいよ馬鹿!」としか思えない所があり、まぁその感性はこの作品に対してもあまり変わらなかったのですが。

 私が感動したのは、死に直面したときの、いろんな人間の振る舞い、でした。

 私は、明確な『罪』の無い人なら、他人を何人犠牲にしようとも、生存のために最大限努力する権利はあると考えます。沈みゆくタイタニックで、救命ボートの乗船権を奪い合う人たち。「女子供優先など知ったこっちゃ無い!」という態度は、決して美しいとは思えないものの、誰が彼らを責められようか、と。
 まんまと逃げおおせたお髭の紳士(タイタニックの船主)は、明らかに「罪の無い人」では無いので、責めますけどね。

 そんな風に「生きよう」と最大限努力する人たち、それは良い。
 とはいえ、より私の気をひいたのは、死に際に活躍していく、各種のプロフェッショナル達でした。

 船長
 乗客の避難後、船長室に戻り、水圧でミシミシいう部屋に残り続けます。格好いいシルバーお髭のおじいさん。

 設計者。
「済まない。もっと頑丈な船を造るべきだった。」と主人公達に謝罪し、自分の救命胴衣を渡すと、沈みゆく船の中、パーティールーム(?)で時計の針を直し続けます。

 機関夫たち
 氷山接近の報を受けて、必死で船を減速させようとしてました。『死の間際』とは違いますが、その手際の良さは、まさにプロフェッショナル。

 神父。
 逃げまどい、行き詰まった人々の前で、自らも震えながら、聖書の一節を読み上げます。

 お母さん
 名も無きお母さん。
 浸水する客室で、子供達におとぎ話を聞かせて寝かしつける。
 話している内容が「おとぎの国では歳を取ることはないから、彼らは何百年も生き続けました」ってな内容だから、なおさら泣けます。

 そして、楽団。
 この人達が私の中ではMVP。
 客が集まった甲板で、「客を落ち着かせるように」と命じられて演奏を再開。
 しかし、そろそろ自分の避難を開始しようと散ったのも束の間、一人、また一人ともどってきて演奏を始める。
「諸君らと演奏できたことを誇りに思う。」
 この台詞は、「ホントに、泣いてもいいですか?」と思いながら聞いてましたよ。

 とにかく、良い映画でした。
 あすか2の乗客さんにも、見せてあげたらいかがでしょうか?
(ギンペイ)
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