舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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梟の森
 今更ながら、『ミミズクと夜の王』を読みました。
 ……素晴らしい! 

 おとぎ話とは、かくあるべきですよね。
 だれも悪人ではなくて、不幸なことに事件は起きるが、結局みんな幸せになる。

 生い立ち故に『壊れて』しまった少女は、奴隷としての名前『ミミズ』と呼ばれていた。
 いつしか少女は、自分を自分の好きなもの、『ミミズク』と呼ぶようになっていた。
 殺すのが嫌で、ただ死ぬのも嫌なミミズクは、魔物の住む森へ向かうのだった。
 『夜の王』に食べてもらう、そのために。


 ミミズクのアホの子っぷりが最高にかわいい。
 微かに残してしまっている倫理感。その不幸が悲しく、いとおしい。

 最終的に、ほのぼのと読める作品です。
 レーベルがレーベルですが、万人にお勧め。
 是非お試しあれ。
(ギンペイ)
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SFに浸かる日
 めっきり寒くなってきましたね。
 毎朝、家を出るのが面倒です。
 残業残業の毎日で、日課の立ち読みすらままならない日々ですが……。

 アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』を読みました。
 基本的に、私の感性は最近の少年漫画が一番面白いと感じるようにチューニングされています。
 ですから、いわゆる『古典』がグッとくることは少ないのですが、これはなかなかおもしろかった。
(古典で感激したのといえば、他には『オイディプス王』あたりですかね。)

 主人公の動機づけが唐突に見えるとか、なんで二人はいきなり恋に落ちるのかとか、因果因果とわめいている人間には気になりそうな部分も多いはずなのに、それでもなお面白い。
 1950年代の作品が、です。

 いきなり冒頭で語られるのは、宇宙時代に『ジョウント』と呼ばれる瞬間移動の方法がいかに発見され、いかに劇的な影響を世界に与えたのか。そしてジョウントに残された課題はなんなのか。
 登場人物は当然のように瞬間移動を行使し、「……結局、ジョウントの設定になんの意味があるのか……。」と思い始めたところに、ジョウントにかかわる主人公の秘密が明らかにされ……。

 ……だめだ、文章力が落ちてますね。
 書き物のリハビリ、頑張ります。
(ギンペイ)
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