舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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越えるべき壁の前でぽかんと口を開ける
 ところで俺の演技を見てくれ。こいつをどう思う?

ミ「すごく……取っ手です(※)。」

 だよなぁ。
 学生演劇をやってきてまる四年。
 声での演技はともかく、身体の動きが固い、動作のパターンが少ないのは、全然変わらないなぁ。『AMMP[aemp]』あたりまでは、自分なりに進歩を感じながら来たけど、いよいよもって伸び悩むというか、伸び止まった気がします。
 『よいとこ』メンバー内で一番場数を踏んでそうなのに、一番下手というのはどういうことか。

 別に全米を感動させたいわけじゃなく、学生演劇としての及第点に辿り着きたいだけなのに。

 黙ってみたら、声に行くはずだった表現のエネルギーが身体表現に向かうかと思って黙り込んでみたが、精神的に変な方へスイッチが入ってダウナーな気分に陥るだけでした。

 とりあえず明日はLSDでもして、頭空っぽで夢詰め込んだ状態で練習に臨みますか。
(ギンペイ)

※取っ手:転じて「引き出しがない」の意。
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今日のでぃばいでっどさん
 今日は、次回公演に向けての第一通しが行われました。
 なんとかかんとか通しを終えて、休憩中の一幕。

 私はロビーで、コーンポタージュを買いました。カップタイプの自販機です。

「私もコーンスープが飲みた~い。」

 でぃばいでっどさんがやってきました。
 ここにコーンスープがあるよ、と、私は自分の使った自販機を教えてあげました。

「わ~い。」

 でぃばいでっどさんは喜んでいます。
 我ながら良いことをしたな、と思いつつ、自分のポタージュをすすりつつ、私はその場を離れようとしました。
 そのときです。

「ふぁあ!?」

 でぃばいでっどさんの悲鳴が、背中越しに聞こえました。

「少ない……。」

 でぃばいでっどさんは、スープをカップにつぎ終わる前に、カップを取り出してしまったのでした。カップが取られた後、機械の中に空しくスープが降っていました。
 でぃばいでっどさんはしょげていましたが、ギンペイさんは自分のスープを分ける気はさらさらないのでした。
(おわり:ギンペイ)

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ストーリーを分析しよう 1
 ふおおおお……

ミ「どうした。プリごろ太のフランス語版にでも遭遇したか?」

 違う。とてもつまらない映画を見た。

ミ「ほほう。どんな風に。」

 映像はキレイだったんだ。音楽もとても好みだった。でもそれ以外が殆ど駄目だった。
 演者の台詞も棒読みだし、なによりストーリーラインが悪い。単にエピソードを配置しただけのストーリー。エピソードや行動の合理性も全然見えない。
 あんなの見せられても、視聴者は「ふーん、そうなんだ」としか言えないよ。
 CMを見て期待していた作品だけに、劇場に行かなくて良かったとほっとした。一応最後まで見たけど、時間の無駄だったかもしれない。

ミ「そこまで言うか。でもタイトルは出さないのな。」

 うーん、これが、素人なりに作品を供給する側の辛いところで。

 作品の消費者には、作品を批判・批評する権利があると思う。これは、何かの決まりや理論に立脚するわけではない、私個人の主義だ。世の中には、批評の権利を正当化するための理屈が存在するのかもしれないけど、まあ私は知らない。
 で、私は当然、大多数のケースにおいて作品の「消費者」なんだけど、もう一方で戯曲の作者という「生産者」の顔も持っている。といったって、完全オリジナルで公開にこぎ着けてる作品は『AMMP[aemp]』だけなんだけどね。

 ただ、ここでは特に、演劇の関係者として発言している。
 それだけに、特定の作品をこき下ろす発言を不用意にしてしまうと「だったらお前はどうなんだ」「素人が何様のつもりだ」という話になってしまう。自分が素人なのは、それはもう自覚してるから。高みにいるつもりはないです。すんません。

ミ「だから、ここでもけなす作品のタイトルは出せないと。」

 褒めるんだったら、いくらでもタイトルを出して、両手離しで褒めるんだけどなぁ。

ミ「と、これで終わるわけにもいかないだろう。中身があることなんか書け。」

 ……どうしようか。

ミ「ふむ、じゃあ、お前が『どうして』その作品を面白くないと思ったのか、きちんと分析してみろ。自分で脚本を書くときの注意項目にも流用できるだろ。」

 おお。やってみようか。

ミ「お前はさっき、何て言ってた?」

 (①)演者の台詞も棒読みだし、なによりストーリーラインが悪い。(②)単にエピソードを配置しただけのストーリー。エピソードや行動の合理性も全然見えない。
 (③)あんなの見せられても、視聴者は「ふーん、そうなんだ」としか言えないよ。

ミ「さて、具体的にはどういう問題があったんだ?」

①演者の台詞が棒読み

ミ「これに関しては、やめとけ。」

 なんで?

ミ「お前が人の演技にケチ付けても、脚本以上に『お前が言うな』だ大根役者。」

 あ……。うん、やめとく。

②エピソードを配置しただけの、合理性に欠けるストーリー

ミ「これは何だ?」

 うん、ストーリーを作る際には、きちんと「人格」を書かないといけない、というのが、最近富みに感じていることだ。
 フィクションの物語というのは背後に「作者」という「神様」を抱えていて、作者は登場人物に行動を割り振る。で、なんて言うかな、作者が登場人物に与えていいのは「人格」と「状況」だけだと思うんだ。
 人格とは、それまでどのような経験を蓄積してきたかという「記憶」と、状況に対する行動の「傾向」。人格を持った複数の登場人物が、「状況」の中で判断を下し、「行動」していく。こうして生まれていくのが「物語」。ここまではいい?

ミ「まあ、分かることにしよう。」

 そうしよう。
 そうやって、持っていた「人格」と周囲に現れる「状況」がからみついて、登場人物の「意志」と「行動」を生み出していく。これを逸脱してしまうと、いい物語は作りづらい。

ミ「ストップ。どういうことだ?」

 言い方を変えよう。こっちもあんまり分かりやすい言い方ではないけど、要は「合理性を構築しろ」ってこと。

ミ「……あー……?」

 う~ん、私自身、かみ砕いて説明できるほどに自説を整理できてないんだけど。
 フィクションの人物は、何らかの「理由」なしに「行動」しちゃ駄目ってことだよ。
 そういう「理由」を上手く構築できないでキャラクターを動かすと、「ご都合主義」なストーリーになる。
 もし「自分勝手なキャラクター」なのだったら、なんの理由もなしに人助けをすることはあり得ないだろう。人を助けるなら、その人が特別な人なのか、助けることで利益を得られる相手なのか、はたまた、他の登場人物との絡みの中で、「自分勝手な性格」に変化が表れたのか。
 単に「ラストシーン前だから、ここらで感動的なシーンを入れよう。こいつは、子供をかばってトラックに轢かれることにしよう」というのでは駄目ですよ、と。作者にそういう意図があるのは構わないから、物語の中でもそれなりに必然性を稼げよ、と。

ミ「分かるような、分からないような……。」

 うん、まとまらなくなってきたから、今回はここまで。
 次回の更新で続きを書こう。
 この記事に関する意見・反論・質問があれば、コメントを下さい。筆者が喜びます。
(どうなることやら:ギンペイ)


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でぃばいでっどを舐めていた
 デジタルデバイドという言葉をご存知でしょうか?
 パソコンをはじめとするデジタル機器を使える人と使えない人の間で、情報格差や貧富格差、待遇格差が現れるという現象のことです。
 そのデバイドを自認する人が、「よいとこ」公演メンバーの中にいます。

 演出さんです。(23歳女性の方)

 最近の公演準備段階では音響素材もデジタル、宣伝素材もデジタル、脚本の配布すらもデジタルという状態がざらになっていて、かつて彼女は、我々がデジタル作業手順について話すたびに悲鳴をあげていました。

 しかし、最近は悲鳴を聞く機会が減った気がしていたんですよ。彼女がデジタルを学んだのか、周囲が彼女のことを学んだのか。まあこの前、改めて悲鳴を聞くまで、その減少自体に、私は気付いていなかったのですが。

 それは、練習前のウォームアップ中のことでした。
 我々のウォームアップには、息を何秒間吐き続けられるか、といったメニューが組み込まれています。
 私の時計、ストップウォッチが付いてます。個人的な呼吸のトレーニングの時には使ってますし、結構便利です。

「貸そうか?」

「どうやって使うの?」(←我らが演出様)

「AボタンとBボタンがあって、Aがスタートとストップ、Bがリセット……」

「無理無理無理!」(←T大法学部4年生)

「は?」

「そんなの私使えない! 機械苦手なの知ってるでしょ?」(←T大ロースクール進学内定者)

「え? 機械ったって……」

「使わない!」(←未来の法曹)

 うーん。
 時計に付いてるボタン、AとBだけだったんですが。
 かの藤田和日郎先生だって言ってましたよ? 「コンピューターは、ボタン二つまで!」って。暗に、ボタン二つまでなら扱えるって。

 そして、『デジタルデバイド』を語る上で、このエピソードにはさらに外せない一面が。

 私の時計、アナログなんですよ……。
(そのうち演出さんにも、使い方を覚えてもらいましょう。:ギンペイ)

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心中エールは送りつつ
 センター試験ですね。
 今日も今日とて駒場で練習があったのですが、キャンパスはセンター試験真っ最中の戒厳状態でした。
 まず正門からは入れない。迂回して迂回して、ちょっと開いた門から学生証提示の上で入構しました。そして、課外活動スペースと受験生スペースが「KEEP OUT」の黄色いテープで区切られて、さながら事件現場のごとくでした。

 あの構内のどこかで受験している誰かから、未来のRadisherが現れるのでしょうか?
 劇団Radishは、受験生の皆さんを応援しています。
 ただ、センター2日目の前夜にリアルタイムでこれを見ている人は、大至急就寝することをお勧めします。
(ギンペイ)
ねんまつのおもいで
 最近、自分で書かないまでも、mixiを覗いています。高校時代の友人に請われて、マイミクを大幅追加しましたので。
 そいつがすなる鬱々とした日記を読むと感じること。

 ああ、自分より沈んでる人を見ると、元気が出るな。

 ここ2週間くらい、精神の波が割りと良いところで安定しているのが大きいんでしょうけどね。
 そいつらと過ごした年越しの話。

 私を含む、別の大学に進んだ男子校出身者6人が集まって、大晦日の夜中に行きつけのアイリッシュパブで飲んでいたと思いねぇ。

ギ(おなじみ筆者)「そろそろ年が明けるな。」
A(史学科4年。話題の日記の主。)「ああ。」
B(文学部2年)「明けるな。」
C(法学部3年)「来年は就活か。」
D(医学部4年)「来年も、別に今年と変わらない予定だなぁ。」

 店で行われるカウントダウン。321ゼロ、イェイ!

ギ「やっぱり灰色だった、くそったれの2007年に乾杯。」←いつもの状態
A「来年こそは幸せになりたいな。」←彼女に相手にしてもらえない状態
B「くぅ……。」←特定の女性を狙っている状態
C「彼女って、都市伝説なんでしょ? 俺知ってるんだ。」←私と似た状態
D「え……俺は今幸せだけど……。」←……。

ギABC「死ね!!」

 いつもは自分に心中で言うだけの言葉が、とても素直に口から滑り出しましたとさ。
(今年も私はワンパタです。:ギンペイ)


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眠い……
 な、なんだって私は、深夜まで映画のDVDを見たあげく、長文のメールを延々1時間も打ってたんだろう……。

 TSUTAYAに「ザ・シューター 極大射程」を返してきます。
(いや、面白かったですよ。CQBとかCQCとか。:ギンペイ)
独り地球を守っている日
 ふあ……。

ミツイ「眠そうだな。」

 ここ二日ぐらい、家で時間があるとアリの駆除に勤しんでいます。

ミ「アリ……地球防衛軍!?」

 言わずと知れた、シンプル2000シリーズ最高傑作だな。

ミ「ここの読者は誰も知らんて。」

 ノーマルモードはクリア! 上に控えるハード・ハーデスト・インフェルノのうち、どこまで私にクリアできるかな。

ミ「インフェルノは、ヘビーゲーマーでも血ヘドを吐くらしいぞ。ヌルゲーマーには無理だろ。」

 無理って言うな。そこまでやるか知らないけど。

ミ「で? どんなゲーム? 知らない人にも分かりやすく。」

 1999年3月から二ヶ月に渡って行われた、熊本市街の防衛戦が、リアルに味わえます!

ミ「別のゲームを引き合いに出すな!」

 マジメに紹介すると、圧倒的な物量で押し寄せるアリンコ・UFO・宇宙怪獣を、一人きりで虐殺し、地球を侵略者から守る、PS2のゲームです。「2000円で、この充実度!」と有名。
 装備できる武器はマシンガンからミサイルまで多種多様。威力の低い武器を振り回してると、押し寄せるアリを捌ききれずに噛み殺されるので要注意。最適な武器を探し、死力を尽くして闘いましょう。

ミ「中でも大きい女王アリは、繊毛やら複眼の描写が細かくて、かなり気持ち悪かったんだが。」

 うん。虫だらけだから、そういうのが苦手な人や女性にはお勧めできないかな。
 でも、やっぱり面白いですよ。元が安くて評判が高い分、中古でもろくに値が下がらないのが残念ですが、オススメです。
(さ、サンダー!!:ギンペイ)

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年始だけど喜びの歌
 卒論が終わったー!!
 たった今、教務課に提出して参りました。

 苦しい戦いだった。
 ここや脚本で、文章を書く事には慣れているのですが、ああいう堅苦しい文章は、全然書いてこなかったんですよね。接続詞のストックとか、堅苦しいボキャブラリーとか、すぐに底をつきました。あ~、砕けた表現で書けるって素晴らしい。

 ま、自分次第の締め切りに追われ、15人の運命(?)を背負って脚本を書いてるのに比べれば、10倍気が楽でしたけど。
(ギンペイ)
お年玉と言うことにして下さい
 卒論はすすむーよー♪ すーこしーずつー♪

 さて、新年早々(?)このサイトを見て下さっている皆さんに、お知らせです。
 お年玉と言っては傲慢かもしれませんが。
 私ギンペイの執筆いたしました昨年度2006年公演作品『AMMP[aemp]』の脚本が、インターネット上にアップされておりますので、その告知をしようと思いまして。

 昨年「度」の公演です。今年度・昨年の公演作品『ひときれのフーガ』は、別に原作者さんがいる作品ですから、私の権限での配布は行いません。

 掲載サイトは、脚本ダウンロードサイト「はりこのトラの穴」さんです。
 脚本検索画面で「ammp」を検索すれば、一発でヒットします。
 よければ、どこかの公演で使ってもらえると、うれしいなぁ。
 サイトやここに感想を残したり、知り合いの演劇関係者に紹介して頂くのも歓迎です。
(ギンペイ)

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あけおめことよろ通常更新
 皆様、あけましておめでとうございます。

 ……とか書く前に、三が日どころかもう一日終わってしまいそうな勢いです。
 卒論が、進まんとです……。
 集中力が、全然足りない。

 ストレス解消に走ってくると、夜まで結局へたばってたりするし。
 なぜかベッドには、年末に借りてきた上遠野浩平が山積みになってるし。

 とりあえず7千字はでっち上げたので、あと1万7千字でっちあげれば完成です。
 ほら、昔の偉い人も言ってたじゃないですか。

 過去の失敗から学べるくらいなら、人間苦労はしない。
           (ラメデータ=カツ=トキーテ 1823~1902)


 では。
(ほぼ生存報告に終始する記事でした。:ギンペイ)

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