舞台裏のダイコンたち after
東京で演劇活動を行っている大沢ギンペイのブログです。趣味とか演劇とかいろいろと。
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虎と兎においついた
 先週の殺陣セミナーは、成功裡に終了しました。
 参加してくれた人たち、ありがとう!!
 次回も考えるよ。

 それと前後して、『TIGER&BUNNY』の無料配信を観てたりしました。
 面白いですね。
 ただ、特に序盤で、一部不満なところが目立ちました。

 面白いと思ったところが、『登場人物皆が、自分の利益を最大化させようと合理的に動いてる』ことで、不満に思ったところが『お前の行動だけは、合理性にはずれるだろ』と感じられた部分。

 まず、世界設定・背景設定はとても面白い。超能力者がいる世界で、彼らは『ヒーロー』として正義のために活動している。従来ヒーローの生活基盤は個人の自費だったり(アメコミは、この傾向が顕著だと聞いてます)お上だったり(攻殻機動隊とかパトレイバーとか……警察以外だとなにがありましたっけ? 科学特捜隊とか?)謎の組織だったり(戦隊もの組織の維持費は、いったい誰がだしているのだ)するものですが、本作のヒーロー達は全く別物。「企業にスポンサードされて、企業ロゴを背負って戦う」のです。本人たちへの給料もばっちりでていて、「職業としてのヒーロー」が描かれている。
 ヒーローの活躍はテレビ中継されランキングされ、まさにプロスポーツの様相を呈しています。

 この構図は、非常に合理的だと思うんですよね。

 社会→犯罪取り締まりの手段・権力が増えて嬉しい
 ヒーロー→自分の特異性を社会に正しく還元でき、対価として金銭と名誉を与えられる
 企業→ヒーローを支援することがイメージアップにつながり、収益を生む。

 企業にとって、ヒーローが犯罪取り締まりに貢献することで直接の収入はない(と、思う。描写されていないところで補助金でも出ているなら別ですが)が、お抱えのヒーローを持つということはイメージアップという点で、スポーツチームを持つ程度の合理性はあるわけですね。
 よくできた設定だこと。
 登場するヒーローたちが実在企業のロゴも背負っているから、それがまた興味深いやら笑えるやら。
 個々人としてのヒーローも、ランキング上位に行くことを目的意識としている者、正義を守りたい者、テレビ中継に映りこむことに情熱を燃やす者とさまざまです。

 主役の「タイガー」さんはまさに「正義を守りたい」という落ち目ベテランヒーロー。キャリアは相当長いが、感情が先行するため不器用で失敗が多い……っておい!!
 ここが作品序盤、最大の不満点でした。
 セオリー無視、感覚重視で失敗する主人公。「市民を守りたい」という一心でヒーローを長年続けてきたというならば、あまりにも拙すぎるだろう。
 人が生み出す結果というのは基本的に 結果=熱意(意志)×能力 で表せると思うんですよ。おおざっぱには。当然、運だの何だのとここには書いていない変数も考えるべきなんですが。

 何年もヒーローやってきてあれだけ無能って、絶対タイガー市民守りたいと思ってない。
 もっと頑張れよオッサン。
 まぁ、1クールを終えた時点では普通に役に立つようになってきたみたいだから、いいんですけどね。

 文句は言いつつも、ヒーローはみんな好感が持てて、楽しく観ています。続きがたのしみ。
 ギンペイはホァン・パオリンさんを応援しています。(ギンペイ)
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とある作品との別れを惜しむ
 資格受験を済ませたら、俺、脚本書くんだ……。(遠い目)

 ……と、書けないフラグを立てて防御態勢を整えながら。

『BAMBOO BLADE』(原作:土塚理弘、作画:五十嵐あぐり)が終了しましたね。
『チャンバラ ~一撃小僧 隼十~』(作:山田恵庸)を読んで以来くすぶっていた剣道への憧れが、バンブレ9巻あたりで燃え上がって剣道を始めました。そのくらい影響を受けた漫画です。
 女子をメインとした高校剣道部の話。……しかし設定上の「主役」は、その顧問である若い非常勤講師。

「主役」であるコジロー先生が「自堕落な大人」から「剣士」に再覚醒した、そして対戦相手校の主将が「研鑽に価値などない」という状況から「男のロマン」に再覚醒して見せた鎌崎高校編は、それはもう熱かった。

 あの作品、最高潮のシーンは面白いんですけど、谷間にあたるシーンも長~いんですよね……。有体に言えば、「盛り上がらない」「つまらない」期間。
 連載が、一年にも及びそうな長い谷を抜けて、やっと盛り上がってくれたのは今年の春だったでしょうか?
 一つのクライマックスが収束したら急に最終回。おいおい最終回までに盛り上がれるのかい? この前の山場から三話くらいしか経ってないよ……と心配していたら、案の定「谷間」で終わってしまった……。
 ……え……? 原作者が飽きたとか、そういうこと……?

 ひとひらが完結しバンブレも完結し。続きが楽しみな漫画がまた消えてしまいました。
 『ARMS』『からくりサーカス(好調な時期)』の連載されていた黄金期に比べて、燃えられる漫画が滅多に見当たらない昨今なのに。

 今イチバン楽しみな漫画は、少年チャンピオン連載の『ハンザスカイ』ですね。
(そういえば『かるた』ってどうなったんだろう???:ギンペイ)
梟の森
 今更ながら、『ミミズクと夜の王』を読みました。
 ……素晴らしい! 

 おとぎ話とは、かくあるべきですよね。
 だれも悪人ではなくて、不幸なことに事件は起きるが、結局みんな幸せになる。

 生い立ち故に『壊れて』しまった少女は、奴隷としての名前『ミミズ』と呼ばれていた。
 いつしか少女は、自分を自分の好きなもの、『ミミズク』と呼ぶようになっていた。
 殺すのが嫌で、ただ死ぬのも嫌なミミズクは、魔物の住む森へ向かうのだった。
 『夜の王』に食べてもらう、そのために。


 ミミズクのアホの子っぷりが最高にかわいい。
 微かに残してしまっている倫理感。その不幸が悲しく、いとおしい。

 最終的に、ほのぼのと読める作品です。
 レーベルがレーベルですが、万人にお勧め。
 是非お試しあれ。
(ギンペイ)
SFに浸かる日
 めっきり寒くなってきましたね。
 毎朝、家を出るのが面倒です。
 残業残業の毎日で、日課の立ち読みすらままならない日々ですが……。

 アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』を読みました。
 基本的に、私の感性は最近の少年漫画が一番面白いと感じるようにチューニングされています。
 ですから、いわゆる『古典』がグッとくることは少ないのですが、これはなかなかおもしろかった。
(古典で感激したのといえば、他には『オイディプス王』あたりですかね。)

 主人公の動機づけが唐突に見えるとか、なんで二人はいきなり恋に落ちるのかとか、因果因果とわめいている人間には気になりそうな部分も多いはずなのに、それでもなお面白い。
 1950年代の作品が、です。

 いきなり冒頭で語られるのは、宇宙時代に『ジョウント』と呼ばれる瞬間移動の方法がいかに発見され、いかに劇的な影響を世界に与えたのか。そしてジョウントに残された課題はなんなのか。
 登場人物は当然のように瞬間移動を行使し、「……結局、ジョウントの設定になんの意味があるのか……。」と思い始めたところに、ジョウントにかかわる主人公の秘密が明らかにされ……。

 ……だめだ、文章力が落ちてますね。
 書き物のリハビリ、頑張ります。
(ギンペイ)
サマーウォーズ感想(第二夜)
 リベンジしてきたぜ! 今日はちゃんと頭から見られたぜ!
 というわけで、本日もネタバレ満載でお送りします。
[サマーウォーズ感想(第二夜)]の続きを読む
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